札幌で色んなことをする上田龍成の「日和」を書き溜めたブログ。
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大学に入り、演劇研究会に所属した、僕。
新人公演でうっかり主役的なポジションに立ってしまう。
偶然、見に来ていた谷口健太郎という男に、
「エキストラ探してるんだけど、出てみない?」と
先輩の村上義典さん経由で『トワハテ!』というお芝居のお誘いをもらう。
びっくりしたし、ありがたかった。
「スプレドッグ」観て、号泣してたし、なんか、すごく上の人だと思ってたから。
演劇研究会は当時、劣化プラズマニアみたいなことをしてたし。いや、関わってた人間が言うからいいよね?
実際、憧れてたし。ああいった勢いと疾走感の芝居に。
ただ、僕はすごく人見知りなので、ちょっとだけ時間をもらった。
ちなみに、このとき、オファーも来てないのに「俺が出ます!」と意気込み、
一緒に出ることが決まったのが、平田渓一。
悩んだ末に、『トワハテ!』にダンサーとモブ的な感じで出演する。多分、19歳。
その翌年のプラズマラボにも出ろと言われていたが、テストと被ってて、断念。
平田は出てたけどね。
ただ、このときに、映像を作る機会をもらった。
当時、プラズマニアで気合いの入っていたグッズのCM。
義典監督の、ドラ●もんパロディのやつ。
ここから、「バウンティ!」「セイリング!」「ミラクル!」と
翌年の三作連続企画中、開場中のCMを作る。
今考えると、すげえ稚拙だけど、勉強になった。
それをきっかけに、BLOCHに出入りしだして、
バクブロの映像とか、川尻さんの「NO NAI」、苗穂の「メロス」に繋がるし。
他の場所でも映像の人として、呼ばれるようになった。
あの時、新人公演に出てなかったら、
あの時、タニケンさんが観に来てなかったら、
あの時、出るって決めなかったら・・・
それが後悔じゃなく、プラスに働いてるけど、トワハテ!的。
きっと。
すっかり、芝居に出る側をやらなくなった自分に、
プラズマニアが、谷口健太郎が、
上田龍成の『映像の人間』という肩書きを演出してくれたのだと思っている。
そして、あれから、5年とか6年とか。
萌希さんの結婚式の二次会で谷口さんから「復活プラズマニア構想」を聞く。
あの頃のように迷うことは無くなり、即決。
その日は美味しいお酒を飲んだ。すごく飲んだ。大変だった。
映像はもちろん、キャスティングなどのお手伝いも。
台本を読んで、プラズマニアを感じ、
稽古中の「暗転!」という声に、プラズマニアを感じ、
タニケンさんのダメ出しに頷く萌希さんさんに、プラズマニアを感じ、
先日の通し稽古を見て、選曲はもちろんなんだけど、
ノリノリで音響をする一生さんに、プラズマニアを感じる。
だから、
映像にもプラズマニアを感じさせれたらいいなあ。
実は、プラズマニアの本編の映像は作ったことがないのよ。
今回が初めて。初プラズマニア。へんなの。
絶対にあの頃よりも出来ることが増えたし、
やらなきゃいけないハードルも高くなってる。
でもね、俺も一時期、プラズマニアに関わった人間として、
勢いと疾走感をね、見せたいのよ。
稽古中に同年代の芝居にウルウルしてる場合じゃないのよ!
頑張ります!
なので、観に来て欲しい!
通し稽古の感想は、
「まぎれもなく、これはプラズマニア」
勢いと疾走感と。
これに舞台装置と光と音と映像と。全部が重なると思うと、ニヤニヤがとまらない。
最後に。
昔の谷口さんとの写真探したけど、古い携帯に入ってるから、
最新の、そして、衝撃のツーショット。
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▼昨年末のコローレさんの忘年会にて。
プラズマニア 第12回公演
「深海シティアンダーグラウンド」
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