札幌で色んなことをする上田龍成の「日和」を書き溜めたブログ。
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星くずロンリネスとナルギレスは、すごく似ている。
それは形態が、とか、活動開始時期がとか、世代がとかよりも、
もちろん、ロンリネスとナルギレスの語感の問題じゃなくて。
なによりも、
この二つの芝居が似ている、のだ。
さて。
稲田桂と出会ったのはいつだったのか、
それがなんのタイミングだったのか覚えていない。
とにかく、同い年で照明をやっている「怖い」人のイメージが刷り込まれてた。
きっと、合同学生演劇祭「サファリズム」に出た野原から聞いたんだったかな。
どうでもいいけど、こないだく~ぽんの単独ライブのエンドロールで「野原あつし」の所属が(星くずロンリネス)になってたので、おそらく、たぶん、星くずロンリネス現存する5人目のメンバーらしい。俺も卒業したと思ってたw
・・・あ、さっそく話が反れた。
まあ、とにかく、いつ出会ったかは覚えていない。
俺自身も意外なんだけど、あいつとしっかりと飲んだという記憶がない。
喫茶店でだらだらと打ち合わせみたいなのも、1度くらい?
たまに現場で照明と映像で入ることがあっても、あんまり絡まず
よく考えたら、番外公演「SHOW MARUYAMA SHO!!」で映像やってんじゃん。
あー、確かだけど、ATTICでのプチ打ち上げ終わって、居酒屋で飲んだな。
あの日は桂とというより、丸さんとだし、ざきさんとだったな。
とにかく、じっくり話して飲んだみたいのの記憶がない。
なんか覚えているのは、断面図さんの「リサイクル」という単独ライブの打ち上げで、
終電かなんかで皆が帰るとなり、断面図さんが見せの入り口まで送り出したかなんかで、
稲田桂と二人きりになった瞬間があった。
ほどよく酔っていらっしゃって、なんか不思議だった。
「同い年」の「テクニカル行為もする」「演劇ユニット」の「主宰」という関係。
2010年2月にナルギレスが#0公演をATTICで、
その1ヵ月後、星くずロンリネスが同じくATTICでプレ公演。
なんかペース的に同じように進み、公演を重ねる。
SSCとテアトロで一緒になるって時に、ちょっとニヤッとした。
星くずロンリネスとナルギレスなんて、同世代の陰と陽が、くらいに思い、ニヤニヤしていた。
いや、正確には、星くずも陽ではないと思うんだけど、この二つで言えばの話で。
あと、これ、アトリエさんとかがフューチャーされる前の話ねw
このときは最初に言った「この二つの芝居が似ている」という由々しき事態に気が付いていなかったので、
それこそ、どんな話をやるの?ってSSCとテアトロのプロットをお互いに話してた。
まあ、言ってしまえば、SSCで気が付くんだけど、
ナルギレスってパロディなんだなあって。
生物学、哲学、宗教とかへのパロディ。すごいパロディ。
その扱い方がいちいち「ガールズ」で、その言葉の使い方(それは女子のポエム的であったり、女子の語りであったり)で成り立っているなと。
たぶん、それって、文学的に言う隠喩とか暗喩と呼ばれるやつで。
ちなみに、星くずロンリネスもパロディ。
扱う内容もその表現も違うんだけど、どっちもパロディ。
「ガールズトーク」で「六道」(これは書いていいのかな?)
「お財布拾う天使と悪魔のコント」で「強盗殺人事件」みたいな。
比喩という言葉を大きな意味で捉えるのであれば、それ。
とにかく、2011年のSSC以来、ナルギレスの見え方が変わった。
そして、昨日の「幕引き」
会場の使い方は綺麗だなー。ガールズだなー。と思う。
輔さんからの華の差し入れにニヤニヤ。
昨日の芝居の感想を書くのであれば、正直に書こう。書く。
後半、ちょびっとウトウトしちまった。あんま寝てなかったのもあるんだけど。
なんでかって、「新作」には飛びっきりの暗喩を期待していたのだが、
「tirthika」に比べると、すごく直接的で、俺の中ではすぐに答えが見えちゃったら、もう後半はすごく退屈に思えちゃって。
あの表現方法で直喩をしちゃうとキツいんだなと思った。
たとえば、「糸」「離れる=分裂」というワードだけでもお腹いっぱいだった。
出さなくても良かった。すごくお客さんに媚を売りすぎだった。
もっともっと、暗にパロディをして欲しかった。
とここまで書いてて「上田、それ、違うよ。あれすらもう、パロディ。」と言われたい願望はある。
たぶん、桂の解説付きの上演台本を売ったら、売れると思う。
あー、でも、
レジヲと話していて、「え?あ?そういう話なの?」って言われたし。
人それぞれの解釈だから面白いのかしらね。
ひとつ心残りなのは、またあの作品をやったこと。
しかも、完全なる「私事」として。
だったら、俺は、テアトロリストランテに出そうとしていた、兄妹の話をやって欲しかった。
アレのプロットを聞いたときに、ああ、すごくいいと思ったのだ。
それこそ、幕引きには相応しいのではないかと。
とにかく、あのパロディの中で、あの作品が異物過ぎる。
俺はアレを排除したいと思ってしまう。でも、桂はしない。
・・・・あ、ごめん。
星くずロンリネスとナルギレスは
ぜんぜん違うものだったわ。
とそんな桂との私事を書いて、今一度、稲田桂と共催する「だいたいU25飲み会」の詳細を貼っておきますね。
主催であったナルギレス・稲田桂の上京に合わせ、
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リキュール・ボトルやお菓子等の差し入れも歓迎!
ぜひ、チケットやフライヤーを持参して宣伝にお越し下さい!
「札幌若手演劇人」を中心とした宅飲みくらいの感覚でお越し下さい。